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押出材の加工

押出材加工
[特徴]
複写機の機構部品や光学機器の部品等、アルミ押出材に加工や機械加工を行い、各種ASSY設備を駆使し、高精度な組立を行います。
[用途]
複写機の残留トナー除去部品やトナー受け等、主に複写機の機構部品に使用されています。

[作業工程]
押出材の加工 切断加工
  • 長尺品の状態で納入されるので仕様寸法に切断します。

押出材の加工 研磨加工
  • 切断面を研磨により微調整する事で、仕様寸法に合わせます。

押出材の加工 中間検査
  • バリ、キズ、打痕等、製品異常の有無を確認します。

押出材の加工 切除加工
  • タップ穴、キリ穴の加工やアルミ・鉄などのピンを圧入等を行います。同時にサブASSYも行います。

押出材の加工 研磨加工2
  • 切削面を研磨し、バリ取り等を行います。

押出材の加工 脱脂処理
  • 切削時に付着する切削油を除去します。

染色アルマイト1

染色アルマイト1 画像
[特徴]
陽極酸化処理でAL材表面にできた皮膜に水性染料を入れる事で様々な色調を得ることができ、他種金属を入れる事で耐薬品性等の付加価値を持たせる事ができます。
[用途]
複写機内のトナークリーニング部・転写部、内視鏡の内外部品、ガス別認識バルブ等に使用されております。

[作業工程]
染色アルマイト1 下地処理
  • 確定した仕様に合わせて下地処理を行います。
  • ◎苛性処理………
    材料表面の汚れ及び傷etc.の除去を行います。
    若干の光沢の低下があります。
  • ◎化学研磨………
    酸性溶液中で化学的に表面を研磨する方法。
    表面が平滑化され、光沢が得られます。
  • ◎ブラスト処理
    部品表面に鉄粉を吹付け、表面粗度を均一化し、
    梨地処理(艶消し)にします。

染色アルマイト1 電解処理
  • 酸浴中で電解すると、アルミニウムの表面に活性な酸素が発生し、これとアルミニウムが反応して、「酸化アルミニウム」(陽極酸化皮膜)となる処理です。この酸化アルミニウムの薄膜は透明性、多孔質性に富んでいます。

染色アルマイト1 染色処理
  • 電解処理で生成された多孔質部分に染料を入れ、着色します。
  • ◎水性染色
    染料の槽に浸漬し、多孔質部分に染料を入れ着色します。
  • ◎電解着色
    無機金属塩の入った槽に浸漬し、電気を流すことで、多孔質部分に無機金属塩が入り、金属塩固有の色味が得られます。

染色アルマイト1 封孔処理
  • 高温水中に浸漬する事で、多孔質部分の開口部を封じます。

  • [注] 白アルマイトも可能です。(白アルマイトとは、素材のまま処理された部品の事を言います)
    色はアルミ色もしくは素材により若干の違いがあります。

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染色アルマイト2

染色アルマイト2 画像
[特徴]
陽極酸化処理でAL材表面にできた皮膜に水性染料や油性染料を入れる事で様々な色調を得ることができます。また、多色を用いて塗り分ける事も可能です。
[用途]
自動車関連部品、医療機器部品等様々な標示ラベルに使用されております。

[作業工程]
染色アルマイト2 下地処理
  • 確定した仕様に合わせて下地処理を行います。
  • ◎苛性処理
    材料表面の汚れ及び傷etc.の除去を行います。
    若干の光沢の低下があります。
  • ◎梨地処理
    アルカリ性溶液中で化学的に表面を均等に荒らし艶消し面を得る処理方法です。

染色アルマイト2 電解処理
  • 酸浴中で電解すると、アルミニウムの表面に活性な酸素が発生し、これとアルミニウムが反応して、「酸化アルミニウム」(陽極酸化皮膜)となる処理です。この酸化アルミニウムの薄膜は透明性、多孔質性に富んでいます。

染色アルマイト2 感光液塗布
  • 板材表面に感光する薬液を均一に塗布します。

染色アルマイト2 写真焼付
  • 薬液の塗布された板材面にフィルムを敷き、専用光線を当てる事で、光の照射された部分が硬化し、密着します。

染色アルマイト2 現像
  • 工程4で感光された板材面を洗う事で、余分な感光液を落とし、表面に硬化した部分のみ残します。

染色アルマイト2 染色処理
  • 電解処理で生成された多孔質部分に染料を入れ、着色します。
  • ◎水性染料
    染料の槽に浸漬し、多孔質部分に染料を入れ着色します。
  • ◎油性染料
    専用綿に染み込ませた染料を塗り込んでいきます。多色刷りの際に多用されます。

染色アルマイト2 封孔処理
  • 高温水中に浸漬する事で、多孔質部分の開口部を封じます。

  • [注] 白アルマイトも可能です。(白アルマイトとは、素材のまま処理された部品の事を言います)
    色はアルミ色もしくは素材により若干の違いがあります。

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染色アルマイト3

染色アルマイト3 画像
[特徴]
シルク印刷機を用い、陽極酸化処理でAL材表面にできた皮膜や陽極酸化処理を施していないAL材に油性インクを塗り込み、染色する方法になります。
1色の全面塗りや専用版を用いて着色部、非着色部を塗り分けることも可能です。
[用途]
自動車関連部品の標示ラベル、エンジンプレート等に使用されております。

[作業工程]
染色アルマイト3 下地処理
  • 確定した仕様に合わせて下地処理を行います。
  • ◎苛性処理
    材料表面の汚れ及び傷etc.の除去を行います。
    若干の光沢の低下があります。
  • ◎梨地処理
    アルカリ性溶液中で化学的に表面を均等に荒らし艶消し面を得る処理方法です。

染色アルマイト3 電解処理
  • 酸浴中で電解すると、アルミニウムの表面に活性な酸素が発生し、これとアルミニウムが反応して、「酸化アルミニウム」(陽極酸化皮膜)となる処理です。この酸化アルミニウムの薄膜は透明性、多孔質性に富んでいます。

染色アルマイト3 感光液塗布
  • 板材表面に感光する薬液を均一に塗布します。

染色アルマイト3 写真焼付
  • 薬液の塗布された板材面にフィルムを敷き、専用光線を当てる事で、光の照射された部分が硬化し、密着します。

染色アルマイト3 現像
  • 工程4で感光された板材面を洗う事で、余分な感光液を落とし、表面に硬化した部分のみ残します。

染色アルマイト3 染色処理
  • 電解処理で生成された多孔質部分に染料を入れ、着色します。
  • ◎シルク印刷
    シルク印刷機にて染料を刷り込んでいきます。
    1色ベタ(文字等無し)、記載内容等有りどちらでも可能です。油性染料との併用も可能です。

染色アルマイト3 封孔処理
  • 高温水中に浸漬する事で、多孔質部分の開口部を封じます。

  • [注] 白アルマイトも可能です。(白アルマイトとは、素材のまま処理された部品の事を言います)
    色はアルミ色もしくは素材により若干の違いがあります。

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染色アルマイト4

染色アルマイト4 画像
[特徴]
AL材を酸性溶液に浸漬し、表面又は両面に凹凸を付けることで脆質ラベル(壊れることを目的としたラベル)や記念品等の意匠性の高い製品に仕上げる事が可能です。
[用途]
脆質ラベル(盗難防止用の剥がすと壊れるラベル)や標示ラベル、記念プレート等に使用されています。

[作業工程]
染色アルマイト4 電解処理
  • 酸浴中で電解すると、アルミニウムの表面に活性な酸素が発生し、これとアルミニウムが反応して、「酸化アルミニウム」(陽極酸化皮膜)となる処理です。この酸化アルミニウムの薄膜は透明性、多孔質性に富んでいます。

染色アルマイト4 封孔処理
  • 高温水中に浸漬する事で、多孔質部分の開口部を封じます。

染色アルマイト4 レジスト処理
  • 部分的に凹凸を施す為の処理(エッチング処理)の前処理です。
  • ◎感光液塗布
    板材表面に感光する薬液を均一に塗布します。
  • ◎写真焼付……
    薬液の塗布された板材面にフィルムを敷き、専用光線を当てる事で光の照射された部分が硬化し密着します。
  • ◎現  像……
    現像液に浸漬し、前工程で移した像を現像します。

染色アルマイト4 エッチング
  • 酸性溶液に浸漬し、薬液の硬化していない部分のみを彫り、部分表面に凹凸面を表します。

染色アルマイト4 再電解処理
  • エッチング処理で失われた被膜を電解処理することで、再度被膜を生成させます。
    これにより、強度は同じく、表面に凹凸のみが生まれます。

染色アルマイト4 染色処理(油性)
  • 電解処理で生成された多孔質部分に染料を入れ、着色します。
  • ◎油性染料
    専用綿に染み込ませた染料を塗り込んでいきます。
    多色刷りの際に多用されます。

染色アルマイト4 封孔処理
  • 高温水中に浸漬する事で、多孔質部分の開口部を封じます。

  • [注1] エッチング処理は、表面を溶解させながら凹凸を生むため、凹面;梨地面・凸面:光沢面となります。
  • [注2] 上記の工程は凹部が梨地面・染色有り、凸部が光沢面・染料無しとなります。
    凹部が梨地面・染料無し・凸部が光沢面・染料有り場合、工程順序が異なります。
  • [注3] 白アルマイトも可能です。(白アルマイトとは、素材のまま処理された部品の事を言います)
    色はアルミ色もしくは素材により若干の違いがあります。

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シール印刷

シール印刷 画像
[特徴]
シール印刷機を用いて印刷します。(凸印刷の原理)線画や網点の輪郭が鮮明で、印刷濃度の高い力強い仕上がりになります。
[用途]
自動車関連部品や医療機器部品等の標示ラベルとして使用されています。

[作業工程]
シール印刷 印刷
  • 印刷(印刷に用いるハンコ)にインクを塗り、印刷します。
    色数分だけ、刷版を変え印刷を行います。

シール印刷 表面加工
  • ◎ラミネート
    フィルム状のシートを基材(印刷をする材料)に貼付け、表面を保護します。ラミネートフィルムには、艶有り、艶無しetc.があります。
  • ◎ニス塗り……
    ニスにより、表面を保護します。
    ニスには、半艶有り、艶無しetc.があります。

シール印刷 断栽/ロール
  • ◎断 裁
    台紙(部品を貼付けるシート)に貼付け、
    台紙1枚当たりの部品指定枚数分にて断裁します。
    主に少ロット時に使用されます。
  • ◎ロール
    台紙に部品を貼付けたものをロール状に巻き取ります。
    主に多ロット時に使用されます。

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スクリーン印刷

スクリーン印刷 画像
[特徴]
シルクスクリーン印刷機を用いて印刷をします。
版が柔らかい為、様々な材料(金属、ガラス、紙、布等)に印刷をする事が可能となり、インクを厚膜に印刷出来ます。
厚膜に印刷出来るので、発色が鮮明で、隠蔽力に優れ、耐光性も良くなります。
[用途]
自動車関連部品や医療機器部品等の標示ラベルとして使用されています。

[作業工程]
スクリーン印刷 印刷
  • シルク印刷機にて、基材(印刷をする材料)に印刷します。
    色数分だけ、シルク版を変え印刷を行います。

スクリーン印刷 仮乾燥
  • 印刷を行った後、インクを固着させるために、6~7割程度乾燥させます。

スクリーン印刷 本乾燥
  • 色数分の印刷を終えたら、乾燥機にて完全乾燥させます。

スクリーン印刷 表面加工
  • ◎オーバーコート
    クリア塗料を基材表面に均一に塗布し、表面を保護します。
    オーバーコートには、艶有り、艶無し etc.があります。
  • ◎ラミネート………
    フィルム状のシートを基材(印刷をする材料)に貼付け、表面を保護します。ラミネートフィルムには、艶有り、艶無しetc.があります。
  • ◎両面テープ………
    裏刷り(基材の裏面に印刷)の際に、基材の裏面に貼り付けます。

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レジスト・エッチング

レジスト・エッチング 画像
[特徴]
AL材やその他金属材料を酸性溶液に浸漬し、表面に凹凸を付けたり、指定形状に抜き落としたりする事で断面を滑らかに仕上げる事が可能です。
[用途]
標示ラベル、記念プレート等に使用されています。

[作業工程]
レジスト・エッチング 脱脂/洗浄
  • 材料表面に付着している汚れ etc.を除去します。

レジスト・エッチング レジスト処理
  • 部分的に凹凸を施す為の処理(エッチング処理)の前処理です。
  • ◎感光液塗布
    板材表面に感光する薬液を均一に塗布します。
  • ◎写真焼付……
    薬液の塗布された板材面にフィルムを敷き、専用光線を当てる事で光の照射された部分が硬化し密着します。
  • ◎現  像……
    現像液に浸漬し、前工程で移した像を現像します。

レジスト・エッチング エッチング
  • 酸性溶液に浸漬し、薬液の硬化していない部分のみを彫り、部分表面に凹凸面を表します。

レジスト・エッチング 剥離/洗浄/乾燥
  • レジスト処理で部品表面に密着させた感光液を洗い落とします。

レジスト・エッチング 着色
  • 被着色部分に専用塗料で着色します。

レジスト・エッチング 研磨
  • 部品表面の光沢が均一になるよう研磨処理します。

レジスト・エッチング メッキ処理
  • 部品表面に強度を持たせる為にメッキ処理をします。

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押出材の加工

染色アルマイト1

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染色アルマイト4

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